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"STUPID WHITE MEN" !!POSTED BY millefoglie | 2004.03.08 MON 19:55 | 返答 | 編集 | 削除
ついつい手を出してしまいました。ブック版" STUPID WHITE MEN"!! 古本屋で500円。 どうだったかっていうと、まず、予想通りすんごく読みづらかったです。 スラングや乱文、ファンキーな言い回しは、やはり、邦訳はむづかしいのか。 色いろなサイトで書評を読んでも賛否両論のようです。 というわけで読み込むのはあきらめて、気になるトピックから読み始めるわけです。 で、なかでも、おもしろいなー、と思ったのは、7章「男たちへの挽歌」。 これは、アメリカや政治の批判ではなくって、男による男批判(笑) いわく、男と女を比べた場合、男には精子をつくる役目と高いところから 荷物をおろす役目があるそうで(藁 それすらも、精子バンクと脚立があれば、用無し。男は自然淘汰されていく運命にある! なんて事をジョークとファクターを絡めて展開していきます。 男と女、平均寿命が短いのは?共同体を支配するという"めんどうな"役まわりをするのは? 戦争をおっぱじめるのは?民族を滅ぼそうなんて考えるのは?そして、トイレで"こぼす"のは? 彼の奥さんや幼少の家族と関係も絡めながら、男の死角に踏み込む彼の柔軟さは、ここでも発揮されています。 彼に共感する多くの人は、こういう生活感覚や実感から離れずに、作品を仕上げていくあたり、 実はなにより、要因だったりするんじゃないでしょうか? 「おい、ブッシュ、世界を返せ!」では、訳者が 黒原 敏行氏に変わっており、だいぶ読みやすくなっていて、 こちらから読み始めるのをおすすめします。
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