久々に軽く鳥肌が立ったなぁ( インタビュー上)( インタビュー下)。iPodでDJプレイを行ったってのもびっくりしたけど、彼のDJについての考え方のほうが感心させられる。 管理人の私事ですが、最近クラブに行ってもつまらない。刺激が無い。どこ行っても同じことしかやってないから、いいかげん飽きてしまった。いつものようにDJは「いい感じ」にプレイし、照明・VJで「いい感じ」に演出し、お酒を「いい感じ」に用意する。。。確かに心地いいんだけど、やっぱ飽きちゃう。そんな僕だけど、今年夏のWIRE03は楽しかった。なぜか。それはいつものクラブと違う「+α」があったからだと思う。あれだけの巨大空間のおかげなのか、10000人という膨大な客数の為かは分からないけど、こう、「お祭り」的雰囲気がずば抜けて強い、という+α。これからのクラブは上の3大原則を踏まえつつ、お客にさらに何かを与えなくてはいけないんじゃないかと思うし、そういうクラブに行きたい。 リッチーホーティンは「結果的に」前衛だ。彼は新しいテクノロジーを次々に吸収し新しい表現を行ってきた。前衛的なことをやろうという意識が先なのか、新しいテクノロジーを使いこなしたいという衝動が先なのか(もしくはその両方同時か)は分からないけれど、結果的に前衛なことをやっている。 DJプレイではターンテーブル2台という構成はとらない。「探しているのは、次のインターフェースは何なのかということ」「パフォーマンスをする僕たちの側にとってもおもしろくて、見ている人たちにとってもおもしろいもの」。そしてこういったスタイルは、少なからず上の+αに結びつくんじゃないかと思う。 テクノロジーの進歩がもたらした「 TRAKTOR」は革新的なDJツールだけど、それ使って黙々とPCの前でカチカチやりながらMIXされるのは、料理する前の食材をテーブルに出されるようなもんだ。リッチーホーティンの新しいレシピに期待してます。
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