20万円もするガレージキット(上級者向けプラモ)が登場するほどの熱狂マニア人気を誇るファイブスタースターストーリーズ(以下FSS)の新刊、やっと…ほんとようやく・・・出ました。2年6ヶ月ぶり。 このマンガ、とにかく壮大、なんでもあり(格闘、魔法、シリアス、コミカル、神、悪魔、外宇宙、4・5・6・・・次元)。 物語で何が起こるのか、あらかじめ「 年表(のべ8000年分)」で全て判明しているものの、この15年で描かれたのはそのうちの1割ほど(!)。・・・はい絶対終わりません。 FSSは1986年から、 月刊Newtypeで連載されている、 永野守氏の漫画作品。(昔ガンダムで「キュベレイ」とかデザインしてます。)分かりやすくジャンル分けするなら「ロボットもの」。メカデザインの感じは、まぁフォントで言うならガンダムはゴシック体、FSSは明朝体。 この漫画で特筆すべきは ・メカ/キャラ/ファッション(コレ大事)デザインの秀逸さ ・設定の緻密さ/情報量の多さ 「 攻殻機動隊」のように何度も読み返す必要がある、スルメ漫画。コマの外の「注訳」が許される・・・というかむしろ喜ばれるのは攻殻とこの漫画くらいでは・・・。 マンガを読んでさらに膨大な設定資料集を読み漁りますます泥沼にハマるも良し、出てくるメカにしか興味はない人はメカニック設定資料を買って自分のプラモ/ガレキをとにかくカスタマイズでも良し、ストーリーはよく分からんが表層的なキーワード/専門用語に溺れるという楽しみ方でも良し・・・ どうでもいいけどデコースって「時計仕掛けのオレンジ」の主人公っぽいなぁ(かなり好き)
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