ふたたび、マイケルムーア!!
POSTED BY millefoglie | 2004.03.01 MON 14:03 | 編集 | 削除
「
ボーリングフォーコロンバイン」に引き続き、借りてみました、
「
アホでマヌケなアメリカ白人」(原題:the Awful Truth with Michael Moore)。
もう、このタイトルからして、アブナイ、アブナイ(笑)
「ボーリング〜」と比べると、毒っ気200パーセント。
ドキュメンタリーというよりは、こちらは、エンタテイメント・ショーといったところ。
出てくる人びとを、もう、かたっぱしから笑い飛ばす、コキおろす。
もう、メチャメチャ楽しんでます、マイケルムーア氏。
正直に言うとこのタイトル、観る前は引いてました。
確かに、中身もタイトルに負けず劣らずの内容なんだけど、丁寧に見ていくと、
ものすごく考えさせられるのは、「ボーリング〜」同様。
こういうのを痛快っていうのかもね。笑わせてもらいましたわー。
で、「ボーリング〜」「アホでマヌケな〜」二作見て不思議に思うのは、
これだけ、毒盛り沢山なのにあんまり嫌な感じがしないのだ。少なくとも自分自身にとっては。
(もちろん、苦笑する事もたくさんあったけど。)
なんでだろうって思っていたのだけど、それは、
考える自由が見る側、つまり、自分自身に委ねられているからなんだ、と思う。
マイケルムーアは、出演者への煽りも、笑いのネタも、統計的数字も、
あくまで、見る側の考える材料として提供している。
だから、考え、掘り下げる作業をするのは、他ならない自分自身だったりするのだ。
(ただし、材料の提供の仕方や采配が、彼自身による事をわすれちゃいけないけど。)
二作とも、TV、ドキュメンタリーの映像には、
作為が全く無く、客観的事実だと信じこんでいる人には、オススメできません。
「
アホでマヌケなアメリカ白人」
マイケルムーア監督が2000年に製作したTV番組"THE AWFUL TRUTH"を収録したもの。
ビデオでは4回分収録されていて、全部で3巻がビデオ・DVDで出ている。
また、この邦題の元は、監督の著作"STUPID WHITE MEN"より。
アメリカ旅行に行く予定がある人は、まず、「禁断のNYツアー」が収録されてる第1巻なんかがオススメ(笑)
Michael Moore監督の経歴などが書かれたWEB
http://www.wowow.co.jp/movie/michaelmoore/contents2.htmlhttp://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/bowling-for-columbine.htm