ウォシャウスキー兄弟が、「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」の「自分を自分たらしめるものは何か」という部分にインスピレーションを受けて、「現実を現実たらしめるものは何か」という観点で「マトリックス」を創ったと思うんですが、そこから端を発してもう3作目が公開となるのに、最初の面白いテーマがなんも発展しとらんやん・・・。と思っている間に、本家の押井守はちゃんとまた違った面白いテーマを引っさげて続編を見せてくれるようです。 前作では観客に「疑問の提示」をした形でしたが、挨拶文を読むと今回はどうも「希望の提示」であるような印象を受けます(公式サイトの監督挨拶「人間は何故自分の似姿を創ろうとするのか」を是非読んでみて下さい。FLASHページをどんどんクリックしてくと出てきます)。 本人がインタビューで「前作と今作の関係は、劇場版パトレイバーの1と2の関係に近い」と言ってたので、おそらくかなり論文チックなものになると思われます。押井守が「愛」というものを突き詰めた結論が見れる?!(ちなみに今まで押井守は基本的に「愛」を取り扱わなかったので、なおさら興味深々。) 【関連】 イノセンス (公式サイト) / イノセンス (Production I.G内) / 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL (Production I.G内)
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