「アニメ、好きですか?」と聞かれると、ほんとは大好きなのにどうしても胸を張って「・・・めっちゃ好きですが、何か?」とは答えられないあなた。そう、あなたのためにこの雑誌の今月号は出ました。 「 ぴあ」が割と最近創刊したカルチャー誌、「 invitation」の今月の特集は「日本のアニメ」。これだけならそんなに珍しくはないんですが、今回の「invitation」での特集は、かなり力入ってます。それでこんなにプッシュするわけです。 日本のアニメ界に絡むキーパーソン、ほとんどにインタビューなどとっており、大友克洋、鈴木敏夫、押井守、 新海誠、渡辺繁、石川光久、 いしかわじゅん、 岡田斗司夫、 今敏、曽利文彦、 GONZO、 MADHOUSE、 BONES、 PIXAR(海外)…果ては北朝鮮のアニメ事情まで!大友克洋ではもちろん新作の「スチームボーイ」(制作期間8年、総製作費24億円)、押井守では攻殻機動隊の正式な続編「イノセンス」情報/エピソードが。 個人的に面白かったのは押井守近辺。まさか「彼と仕事をすることはこの先ないだろう」と言っていた鈴木俊夫と一緒に仕事をすることになるとはねぇ・・・。 押井守いわく、「前の攻殻1とイノセンスの関係は、 パトレイバー1と 2の関係に似てる」だそうで。パトレイバーでは、1は大衆に優しいエンターテイメントに準じていて、2は監督のやりたい放題の論文チックな作品になってたんですが、そーいうことなのか???(個人的にはパトレイバー2はかなりポイント高い作品なんで、なお楽しみなんですがね。)あと「 BSマンガ夜話」フリークとしては、いしかわじゅん+岡田斗司夫対談のページを見た瞬間、対談ていうか雑談なんじゃ?と思ってしまったところ(笑)。(ちゃんと内容のある感じになってたので安心・・・) とにかく、雑誌の半分が特集で占められており、読みごたえあります。雑誌を即買いしたのはひさしぶり。監督、プロデューサー、アニメスタジオ・・・いろんな立場の人をよくこれだけ集めたもんだ。 そんなわけで、スチームボーイ 遅すぎだよ!でもやっぱ新情報は見たいというあなたや、攻殻の続編でんの!?マジ!??というあなた、大衆を動かすプロデューサーの考えを読みたい方、アニメスタジオ事情が知りたいあなた・・・え、どれにもあてはまらない?じゃあ、永作博美のグラビア写真が4ページ載ってるので、それでどうですか。はい。
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「ジャパニーズ・ドリームはアニメにある」